あの冬の朝、わたしは鏡に映る自分を見つめていた。
目の下にはうっすらと影。笑おうとしても、頬が動かなかった。
病院では「異常なし」と言われた。
でも、朝が重くて、身体も、心も、なにかがくすんでいた。
「もしかして、わたしの“エネルギー”が下がってるのかも…」
ふと、そんな言葉が胸をかすめた。
コンビニのおにぎり。チンするごはん。
甘いお菓子を口に入れても、味がしなかった日。
でもあるとき、本屋で手に取った一冊に書かれていた言葉が、心の奥に届いた。
「肉体は食べたものでできていて、
波動は、その“エネルギー”を引き継ぐ。」
まるで、忘れていた本当の声に呼ばれたようだった。
そこから私は、食べるものを少しずつ変えていった。
季節の野菜を買ってみたり、地元の小さな八百屋さんに足を運んだり。
味噌を溶かすときの、湯気の匂いが懐かしくて、胸がじんわりあたたかくなった。
そんなある日、近所に住むおばあちゃんが声をかけてくれた。
「こっちの冬は冷えるからねぇ。
根菜と味噌は、身体を中からあっためてくれるんだよ」
その言葉通り、彼女がくれた“けんちん汁”は魔法のようだった。
ひと口食べるごとに、心までぽかぽかして、冷えていた感情が少しずつほぐれていった。
その夜、ふと九星気学で“この土地との相性”を調べてみた。
すると、生まれ星の私と、この土地の気の流れが「調和」の関係にあった。
ここに来たことも、意味があったのかもしれない。
寒さは、“わたしをあたため直す”ためのきっかけだったのかもしれない。
気がつけば、朝が少しだけ軽くなっていた。
ぬか漬けの香りに「おはよう」とつぶやくようになり、
「きょうも、生きてるなぁ」と感じられる時間が増えていった。
あの重たかった日々も、
心の波動が乱れていただけなんだと、いまなら思える。
明日2025年8月4日(月)心の天気予報
四緑木星 × 乙巳(きのとみ)× 月齢 10.3 仏滅
こころの天気予報:
くもりのち微風、午後から晴れ間も――柔らかな風が、古い記憶をとかしていくような日。

四緑木星 × 乙巳 × 月齢10.3 × 仏滅 ―― それぞれの象意から読む心理エネルギー
四緑木星(しろくもくせい)
風と「調和」「人間関係」「移動」をつかさどる星
対話・つながり・縁の深まりがテーマ
ただし、**優しすぎて“自分を後回しにしやすい”**面も
乙巳(きのとみ)
「乙」はしなやかな若木、繊細な感性や成長を表し
「巳」は変容と知恵、蛇のような脱皮の力を秘める干支
合わせて読むと、「静かに心を変えていく準備の日」
月齢10.3(十日月)
感情が高まりやすく、**“半分の理解”や“揺らぎ”**が生まれやすいとき
気持ちに迷いが生じやすく、過去を振り返ることが増える日
仏滅
「一度終わらせる」「静かに整える」ことに最適な日
無理に進めず、「余白を持つこと」が吉
心の天気まとめ:くもりのち微風、午後から晴れ間も
朝は少しモヤモヤしやすく、自分の気持ちがはっきりしないかもしれません。
けれど、言葉を介した小さなやり取りや、ふとした気づきが心に風を通してくれます。
無理に答えを出さなくて大丈夫。今日は「流れに任せる」ことで、気づきが自然と届きます。
こころの処方箋(おすすめアクション)
手紙・メモ・つぶやきで「気持ちを書き出す」
昔の写真や日記を見返して、「今の自分との違い」に気づく
誰かにちょっとだけ「ありがとう」を伝える
奈央さんのささやき
「手放すことは、負けじゃないよ。風が吹くためのスペースを作ることなんだ。」

ココナラのブログです。
「盆踊りの夜、心の探偵がひとり」円先生と“心の事件簿”https://coconala.com/blogs/2568710/617658
本のご紹介https://x.gd/tNSBu








